仮想通貨・ブロックチェーンを使ったゲームには、以下のように様々な呼ばれ方があります。
- BCG(ブロックチェーンゲーム)
- NFTゲーム
- GameFi
- Play to Earn
- WEB3ゲーム
はっきり決まった定義があるわけではありませんが、「だいたいこんな感じ」という共通意識みたいなものは把握しておきましょう。
まあ、呼び方を間違えると、「ん?こいつ何言ってんだ?」となってしまう程度です。
いや、それって大問題か。
ということで、ブロックチェーンを使ったゲームの呼び方について、違いとそれぞれを比較してみました。
仮想通貨を使ったゲームの区分けを知りたい方はぜひご参考ください。
BCG・NFTゲーム・GameFi・Play to Earn・WEB3ゲームの違い
まずは、それぞれの違いをざっくりと把握しておきましょう。
呼ばれ方 | 意味合い | 広義 |
---|---|---|
BCG | ブロックチェーンを使ったゲーム NFTを使わない場合も | 広い |
NFTゲーム | NFTを使ったゲーム | 狭い |
GameFi | 仮想通貨を稼げるゲーム NFTを使わない場合も | 広め |
Play to Earn | プレイ方法によって仮想通貨を稼げる NFTを使わない場合も | 狭め |
WEB3ゲーム | 中央集権要素がない(低い)ゲーム NFTを使わない場合も | 狭い |
それぞれ似てるようで違います。
はっきりと決まっているわけではありませんが、広義的には、BCG>GameFi>Play to Earn>NFTゲーム>WEB3ゲームに感じます。
大きな違いとしては、
- NFTを使うかどうか
- トークンを稼げるかどうか
と考えてもいいかもしれません。
少しややこしいかもしれないので、勘違いしないためにもそれぞれを見てみましょう。
BCG

BCGはブロックチェーン上で動くゲームの呼び方です。
定期義的には広く、仮想通貨を使用する=BCGと考えてもいいでしょう。
NFTゲーム

NFTを使用するゲームがNFTゲームと呼ばれます。
ブロックチェーンやNFTは使用するけど、仮想通貨やトークンは使用しない場合もあり、定期的には狭めです。
トークン稼ぎよりも、NFTを活用した面白さ重視の傾向もあり、従来のゲームに近い感覚かもしれません。
GameFi

GameFi=ゲーム金融=ゲームで稼げる
ということで、稼げるゲームがGameFiと呼ばれます。
と言っても、GameFiという呼び方はあまり一般的ではありません。
ゲーム面より稼ぎ面が前面で、ステーキング等の金融面主体のゲームがGameFiと呼ばれる印象です。
Play to Earn
様々な方法で稼ぐことができるゲームがPlay to Earnと呼ばれ、稼ぐ方法によって細分化されています。
X to Earn | 稼ぎ方 | ゲーム例 |
---|---|---|
Play to Earn | プレイして稼ぐ | アクシー キャプテン翼RIVALS |
Move to Earn | 動いて稼ぐ | STEPN Run blox |
Sleep to Earn | 寝て稼ぐ | Sleepagotchi SleeFi |
Read to Earn | 読んで稼ぐ | Read on |
Listen to Earn | 聞いて稼ぐ | PENTA |
X to Earnの火付け役は2022年のSTEPNです。
歩いて稼ぐという斬新さで、特化した様々な稼ぎ方が誕生しました。
ちなみに、従来のゲームは、Game to Earnではなく、Play to Earnと呼ばれる傾向です。
WEB3ゲーム
中央集権要素が無い(低い)ゲームをWEB3ゲームと呼びます
ただ、実際には中央集権要素(運営)が存在しないゲームは難しく、まだまだこれからのジャンルと言えるでしょう。
ユーザーが運営として成り立った時が、WEB3ゲームをして新たな時代となるのかもしれません。
STEPNは何ゲーム?
STEPNを例にして、呼び方を考えてみます。
STEPNは、BCGであり、GameFiであり、Move to Earnであり、NFTゲームでもあります。
WEB3ゲーム以外の全ての呼ばれ方に違和感がありません。
STEPN=Move to Earnが一般的でもありますが、定期義的には他の呼ばれ方としても問題ないでしょう。
結局なんて呼べばいいの?
「じゃあ、ブロックチェーンゲームをなんて呼べばいい?」
答えはゲームによりますが、BCGと呼んでいれば問題ないと言えます。
従来ゲームの「パワフルプロ野球」で例えると、コンピューターゲームであり、野球ゲームであり、育成ゲームでもあるようなイメージです。
パワフルプロ野球のジャンルは野球ゲームだと思いますが、コンピューターゲームと言っても間違いではないですよね。
どこまで解像度を高めてジャンル分けできるかが、BCGに詳しい人という印象にもなるかもしれません。
あなたのやってみたいゲームはどれに属するのか?
ゲームを楽しむ上で大きな問題ではないですが、誰かに説明する際にはぜひ呼び方を考えてみましょう。